東本願寺は、京都の中心に位置する荘厳な寺院でありながら、静けさと心の安らぎを感じられる場所です。ここでは、見逃せない代表的な見どころを詳しくご紹介します。
5.1 御影堂と阿弥陀堂:壮大な木造建築
■ 御影堂(ごえいどう)
🔹 御影堂

御影堂は、東本願寺の象徴ともいえる親鸞聖人の御真影(木像)を安置するお堂で、世界最大級の木造建築物としても知られています。
・完成年:1895年(明治28年)
・建築様式:伝統的な日本の大屋根建築
・広さ:間口76m、奥行58m、高さ38m
・特徴:内部の柱や梁は一本一本が巨大で、まるで「木の大聖堂」とも言える迫力です。
畳敷きの堂内はとても広く、中央には金箔で飾られた荘厳な内陣があり、落ち着いた空気が満ちています。法要時以外でも自由に見学可能です。
■ 阿弥陀堂(あみだどう)
🔹 阿弥陀堂

御影堂の隣にあるのが阿弥陀堂で、本尊の阿弥陀如来像が安置されています。
・堂内の特徴:金箔を施した須弥壇(しゅみだん)と、落ち着いた和の雰囲気
・ご本尊:浄土真宗の中心である阿弥陀仏を拝観できます
5.2 大玄関と御影堂門
■ 大玄関
御影堂への正面出入口にあたる大玄関は、格式高い佇まいを持ち、かつては高僧や貴族など限られた者しか通れなかった場所とされています。
・歴史ある構造と木の香りが心地よく、古き良き日本の寺院建築を肌で感じることができます。
■ 御影堂門(ごえいどうもん)
🔹 御影堂門

御影堂門は、東本願寺の表玄関に位置する堂々たる門で、京都最大級の山門としても有名です。
・高さ:約28m
・風格のある二重門で、黒漆と金装飾のコントラストが美しい
・京都駅方面から北上してくるとまず目に入る圧倒的な存在感!
この門をくぐることで、一気に心が引き締まり、寺院の静寂な世界へと導かれるような感覚を味わえます。
5.3 渉成園(しょうせいえん):静寂の庭園美
■ 渉成園とは?
東本願寺の飛地境内地として知られる「渉成園」は、江戸初期に作庭された池泉回遊式庭園で、四季折々の自然が楽しめる静かな空間です。
・所在地:東本願寺から徒歩5分ほど
・庭園内には池、茶屋、橋、小島などが巧みに配置され、絵画のような景観が広がります。
・京都市指定名勝にも認定されており、心落ち着く“都会の中のオアシス”としても人気です。
■ 見どころスポット
・印月池:中央にある大きな池。水面に映る四季の木々が美しい。
・傍花閣(ぼうかかく):東屋から眺める景色は絶品。
・季節の花:春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、どの季節も違った魅力があります。
5.4 朝のお勤め(お経)体験
東本願寺では、一般の参拝者も参加可能な朝のお勤め(晨朝=じんじょう)が行われています。これは僧侶が毎朝お経を読み、仏に感謝を捧げる伝統的な儀式です。
・開始時間:季節により異なるが、概ね朝7:00前後
・場所:御影堂または阿弥陀堂にて実施
・体験内容:
・お経を聴く(静座)
・説法がある日もあり
・写経・法話は不定期開催
静けさの中に響く読経の声は、心を整えるひとときとして格別。初心者でも参加可能なので、早朝の京都で心を清める貴重な時間になります。